今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 今週は、米国では12月消費者物価指数や生産者物価指数が発表されます。また、今月の25~26日には今年、最初のFOMCも控えており、重要イベントが続いています。

 イベント前には積極的な売買は手掛けづらく全体的にこう着感の強い展開となりそうです。

先週の動き

 年始は順調にスタートしたNYダウは、3日(月)は+246ドル、4日(火)は+214ドルの3万6,799ドルと2日連続の最高値更新でスタートするものの、5日(水)にFOMC議事録公開の中で、タカ派による早い時期の利上げ、テーパリングが主張されていたことで、米国主要3指数は急落となりました。

 5日(水)にNYダウは3万6,952ドルとザラ場で最高値をつけて▲392ドルの3万6,407ドルでした。金融引締めの程度の不透明感が出て、いったんそれを織り込む動きとなっています。

 週末の12月雇用統計での賃金上昇と失業率低下を受けてインフレ懸念が高まり、グロース株中心のナスダックが下落しました。