今週の指標:日経平均株価

 今週も引き続き、米金融政策を巡る動きとオミクロン株の感染拡大の動向に注目が集まります。

 FRB(米連邦準備制度理事会)の早期利上げに対する警戒感が高まり、米株式が下落すれば日経平均も連動することになります。その場合は、三角保ち合いの中で先週末に2万8,293円まで下げており、次は2万8,000円を守れるかどうかとなります。さらに下げても2万7,800円水準までは三角保ち合いの中の動きとなります。

先週の動き

 先週の予測では、2万8,000~2万9,000円のレンジの中で、上に行く場合は2万9,500円をぬけて11月4日の2万9,880円を試すことになりますが、それには時間がかかるとしました。

 結局、1月5日に2万9,388円まで上昇するものの、2万9,500円を突破できずに米国株の急落に追随し、6日(木)は、▲844円の2万8,487円で終わりました。

 ここから戻すかどうかは米国の金融政策でFOMCの議事録にあるように、利上げを早めるか、テーパリングを早めるかどうかにかかります。

 早めるようだと織り込むためには12月1日の2万7,594円をまず試しにいくことになります。