長期投資向けの高配当・増配の日本株3:三井住友FG(8316)

 メガバンク3行のなかで効率性はトップとされます。主要事業である三井住友銀行では、店舗を訪れると改革が実感できます。数年前とずいぶん姿を変え、次世代型店舗に生まれ変わっています。

 私は、経営改革、店舗改革、業務改革、意識改革が進んでいることを評価しています。「累進配当政策」を取っており、前年以上の配当を維持することを宣言しています。

 従来から、コロナ禍においても増配予想を出し、2021年11月12日に発表した2021年度上期決算では、さらに増配としています。2021年度配当予想は210円と2011年度の100円から10年間で2倍以上です。

長期投資向けの高配当・増配の日本株4:オリックス(8591)

 リース会社の枠を大きく超えて、リース、保険、環境エネルギー、不動産など10の事業を国内外に幅広く展開しています。コロナ禍の厳しい中、2020年度決算で、全10事業で黒字を果たしました。

 配当は増配基調で、コロナ禍でも一時的に配当性向を上げることで増配しました。故に株主還元意識は評価できます。

長期投資向けの高配当・増配の日本株5:積水ハウス(1928)

「せきす~いはうす~♪」というTVコマーシャルでおなじみの大手ハウスメーカーです。戸建住宅、分譲住宅、賃貸住宅、リフォーム、マンション、都市再開発、ホテル事業、海外での住宅販売などを手掛けています。

 業績は、増収増益基調となっています。配当は10期連続増配(予定)です。コロナ禍においても、2021年1月期、2022年1月期(予想)と連続増配となっています。2022年度の配当予想は88円と2011年度の21円から10年間で4倍以上です。