今週の指標:ドル/円
南アフリカの変異株による感染拡大が警戒されており、26日の欧米株式は大幅下落となりました。世界経済の持続的な成長は実現困難との見方が広がり、ドル買い・円売りはすぐに拡大する可能性は低いとみられています。
欧州地域における新型コロナの感染拡大も警戒されており、リスク回避的な円買いはしばらく続くことになりそうです。
先週の動き
ドル/円は、11月24日に2017年1月以来となる115.52円までドルが買われました。しかし、南アフリカで検出された新たな変異株が世界の景気回復を脅かすとの見方が広がり、リスク回避の円買いが急拡大し、ドル/円は一時113円台前半まで円が買われました。
また米利上げが遅れるとの見方も広がり、ドルが売られました。26日には1ドル=114.21円から113.05円まで下落しました。引け値は1ドル=113.16円でした。