「割安株」はミドルリスクミドルリターン、「成長株」はハイリスクハイリターン

「割安株」は、企業価値より明らかに割安な株価に放置されている銘柄です。いずれ企業価値にまで株価が上昇することを期待して投資しますが、株価が5倍、10倍と上昇することは少ないです。

 その一方、すでに株価が割安な水準にあるため、株価が下落するリスクも相対的に少なくなります。

「成長株」は、企業の業績が年々伸びていて、今後もさらに伸びることが期待される銘柄です。業績の伸びとともに株価も大きく上昇することが多く、5年で5倍、10倍にまで上昇することもあります。

 その一方、高い成長が期待されている分、株価が常に割高気味であるため、成長の鈍化が明らかになると株価が大きく下落することが多いです。

 このように、割安株はそれほど大きく上がらないが下値も限定的なミドルリスクミドルリターン、成長株は大きな上昇が期待できる半面大きな下落のリスクも高いというハイリスクハイリターンとなります。

 ただ、近年は割安株は上昇しにくく、成長株の方が上昇しやすい傾向にあります。

 成長株の方がハイリスクハイリターンとはいえ、株価が下げ始めたら売却するというルールを作るなどすれば十分対応可能なので、筆者としては株式投資で大きな資産形成を目指すのであれば、成長株への投資をお勧めします。

 また、リスクが心配な方は、できるだけ投資する銘柄を分散したり、割安株と成長株の両方に投資するなどしてリスクを抑制するとよいと思います。

 筆者も株式投資の主軸は成長株です。株式投資で大きな資産形成を目指すなら、ぜひ成長株への投資にチャレンジしてみてください。

■【動画で学ぶ】足立武志さんの株投資テクニック満載!

【投資戦略】夢のテンバガー達成3つの条件!10倍高は「◯◯株」を狙うべし

【FIRE特集】FIREするとき・した後の税金 FIREを目指すなら最低限知っておきたい注意点

【初心者向け】投資初心者は注意!株の注文方法(指値・成行)の使い分け