一般NISA・3つの留意点から考える有効な活用法
2014年1月からスタートした一般NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は今年(2021年)、8年目を迎えました。これから一般NISAを利用したい人はどのように制度を活用すればよいでしょうか。次の3つの特徴を踏まえつつ、考えていきたいと思います。
≫2024年からスタートする新NISAについては「2024年から新NISAがスタート。一般NISAとつみたての合体版」で詳しく!
・NISA口座内での商品の預け替え(スイッチング)ができない
・特定口座など他の口座と損益通算ができない
・非課税期間が最長5年間
非課税口座はなるべく期待リターンの高い商品で運用するのが効率的です。とくに年齢が若く、長期間運用していける人は株式に投資する投資信託やETF(上場投資信託)などを運用のメインに据えたいところです。
ただし、価格の変動が大きい商品は出口(非課税期間終了時の対応)を考えておく必要があります。
長期的に資産形成を行うのであれば、「世界の株に幅広く分散された商品を保有し、制度が続く限り、ロールオーバーしていく」のがオーソドックスな活用法です。