今回はつみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)、一般NISA、そして、ジュニアNISAが法改正でどのように変わるのかをまとめました。

つみたてNISAは5年延長

 まずはつみたてNISAの変更点からみていきます。

 つみたてNISAは一定の条件に合致した投資信託(ETF:上場投資信託含む)を一定額ずつ積み立てていくと、最長20年にわたって解約したときの利益が非課税になる制度です。1年間に投資できるお金の上限は40万円です(つみたてNISAの詳細は『「つみたてNISA」ってどんな制度?』をご覧ください)。

 新規に投資できる期間は2037年まででしたが、改正により、2042年まで5年延長されます(図1)。

 仮に2022年からつみたてNISAを利用すると、新規に積み立てできる上限額は「40万円×21年=840万円」となります。ただし、非課税期間は最長20年(ロールオーバー不可)なので、ある時点において非課税枠で運用できるのは最大でも「40万円×20年=800万円」までです。

図1:【改正後】つみたてNISA

出所:金融庁資料をもとに筆者作成