決算発表一巡で見直したい、好業績・高配当利回りの銘柄群
7-9月期の決算発表が11月12日でほぼ一巡しています。こうした決算発表一巡のタイミングでは、アナリストの業績見直しなども通して、あらためて好決算銘柄が物色し直される展開にもなりやすいです。
また、企業の株主還元策強化などで配当利回りへの関心がこれまでより高まってきているなか、上半期決算での増配発表なども考慮した高配当利回りランキングなども作成されてくるでしょう。好業績で高配当な銘柄に注目したい局面といえます。
下表は、配当利回りが3%以上の高配当利回り銘柄の中で、前期実績、今期中間期実績、今期通期見通しともに2ケタ以上の増益銘柄をスクリーニングしたものです。
好決算銘柄があらためて見直されるタイミングで、注目されやすいと考えられます。業績拡大が続く銘柄には、一段の増配期待なども高まりやすいでしょう。
連続大幅増益予想の高配当利回り銘柄
銘柄名 | 配当 利回り |
株価 | 時価総額 | 2021年 3月期 増益率 |
上半期 増益率 |
2022年 3月期 増益率 |
---|---|---|---|---|---|---|
日本郵船 | 10.31 | 7,760.0 | 13,196 | 84.9 | 606.6 | 207.5 |
HUグループHD | 4.63 | 2,697.0 | 1,549 | 155.5 | 230.9 | 39.8 |
コスモエネルギーHD | 4.24 | 2,357.0 | 1,998 | 629.1 | 974.5 | 53.0 |
アイシン | 4.14 | 4,110.0 | 12,111 | 158.9 | 黒字転換 | 51.4 |
近鉄エクスプレス | 3.35 | 2,988.0 | 2,151 | 73.4 | 89.9 | 46.3 |
注:配当利回り、増益率の単位は%、時価総額の単位は億円。株価は2021年11月12日終値、単位は円。 注:増益率は営業利益、2022年3月期は予想。 |
銘柄選定の要件
- 予想配当利回りが3.0%以上(11月12日終値ベース)
- 3月期本決算
- 2021年3月期通期実績、2022年3月期上半期実績、2022年3月期通期見通しとも営業30%以上の増益
- 時価総額が1,000億円以上