今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 今週は、小売業の決算や10月の小売売上高に注目です。サプライチェーン(供給網)の混乱による品不足を警戒し、今年の年末商戦は前倒しで開始することが報告されており、もし小売売上高がポジティブサプライズとなれば株価のさらなる上昇要因となります。

 一方、10月の米コアCPIが30年ぶりの伸びを示したことで、インフレ高進が高まり、早期利上げ観測の思惑が株式の上昇を抑制する可能性があります。

先週の結果

 先週の予測では、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長がテーパリングを発表したものの、利上げに関しては労働市場の改善が必要で、今はその時期ではないとしました。そのため早期利上げは後退し、低金利が相場をサポートするとしました。

 結果的には、週始めの8日までは、NYダウを含め主要3指数は史上最高値更新となりましたが、9日になると米生産者物価指数が+6.8%と約11年ぶりの伸びを示したことでインフレ懸念が高まり、主要3指数は2日連続で大幅下落しました。

 NYダウは11日までの3日続落となりました。3日間で500ドルを超える下げとなったことで、安値拾いの買いを誘いハイテク株が買われ、ナスダック総合指数の上昇に引っ張られ、+179ドルの3万6,100ドルで引けました。