ランキング上位の銘柄について、最近の動向を確認!
テスラ(TSLA)
10月25日、米レンタカー大手ハーツ社がテスラのEVを10万台購入する計画を発表したことを受け、テスラ(TSLA)の時価総額は1兆ドルを突破しました。その後も株価は急速に上昇を続けており、11月1日終値時点で1,208.59米ドルを付け、上場来高値を更新しています。
10月20日に発表された第3四半期決算においては、売上高は137億6,000万ドルとなり、5四半期連続で過去最高となりました。第3四半期の納入台数は過去最高となり、新型コロナウイルス禍、世界的な半導体不足という厳しい状況をうまく切り抜けています。
マルケタ(MQ)
マルケタ(MQ)は、2021年6月に新規上場したカード発行プラットフォームを提供するフィンテック企業です。
10月19日、仮想通貨(暗号通貨)での支出を促進し、デビットカード等から仮想通貨の報酬が得られる新しいカードソリューションを仮想通貨のリーディングカンパニーであるコインベース社(COIN)、Shakepay社、Fold社、Bakkt社に提供することを発表しました。
また、10月25日にはUberからスピンアウトした物流事業のUber Freightと、10月27日には中小企業(SMB)のバックオフィス金融業務向けにクラウドベースのソフトウエアを提供するビルコム・ホールディングス(BILL)との取引契約をしたことを発表しました。
19日の発表以降株価は上昇基調となり、10月29日の終値は30.60ドルとなり、前月末比+38%の大幅な上昇となりました。
メルク(MRK)
メルク(MRK)は10月の買付者数ランキングのでは14位(前月は39位)でしたが、新型コロナウイルス関連で大変注目を集めている企業です。
10月1日に、同社が開発中の新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「モルヌピラビル」が、重症化の恐れがある患者の入院や死亡のリスクを約50%減らす効果があるとの中間臨床試験結果を公表しました。
その後、11日にFDA(米食品医薬品局)に「モルヌピラビル」の緊急使用許可を申請。承認されれば新型コロナ感染症の初の経口治療薬となります。また同社は、12月に米当局の承認が得られれば、来年末までの売り上げが50億~70億ドルになる見込みだと発表しています。
株価の面だけでなく、我々の生活にとっても注目していきたい企業です。