※本記事は2019年11月27日に公開したものです。
将来のことを考えると、毎月1万円は現実的にほしいところです。投資と聞くと毎月1万円だと少ないと感じるかもしれませんが、毎月5,000円投資術に比べると選択肢が一気に増えます。今回は投資初心者ができる毎月1万円の投資術と商品選びをお伝えします。
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税制優遇のある制度を活用すべき
投資をして利益が出ると、その利益に対して20.315%の税金がかかります。
しかし、つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった制度を活用すれば、投資で得た利益はそのまま非課税で手元に残ります。
これらの制度には最低でいくらから利用できる、いくらまでしか利用できないなど、投資最低額や投資額の上限が設定されていますが、毎月1万円であれば、それらを気にする必要はありません。普通に投資を始めるのではなく、税制優遇のある制度を使わない手はないということが分かりますね。
つみたてNISAとiDeCoどちらからはじめればいい?
投資初心者は、つみたてNISAとiDeCoのどちらを活用すればいいのでしょうか。
今回の「毎月1万円」の場合は、つみたてNISAとiDeCoで5,000円ずつ投資することも可能です。両方活用するのもいいとは思いますが、老後資産をつくりたいという目的であれば、iDeCoに集中した方がいいと思います。iDeCoは毎月の投資額が全て所得控除の対象になるため、節税メリットはつみたてNISAよりもはるかに高いからです。