今回は投資額が少し大きい、10万円。どんな投資をしたらいいでしょうか。
これまでは、つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を活用をおすすめしてきましたが、今回は、株やETF(上場投資信託)など投資対象を広げてみます。
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まずは、お得な節税制度をきっちり活用
10万円を投資するとき、どのような制度を活用し、何に投資するか考えることが大切です。まずは少額投資と同じように、つみたてNISAやiDeCoの2つの制度を活用することを考えてください。
しかし、つみたてNISAとiDeCoには投資額の上限があります(※1)。「毎月5万円」が現実的であれば、まずiDeCoを上限額で、残りはつみたてNISAを活用するのがよいと思います。
10万円で一括投資を考えている人は、つみたてNISAではなく一般NISAの検討を。つみたてNISAは月間の投資上限額が3万3,333円ですが、一般NISAであれば年間120万円までは、株式も投資信託も自由に投資が可能です。
ただし、つみたてNISAと一般NISAは、1年間(1~12月)のうち、どちらか一方のみ。NISAは1年ごとにどちらか選択できるので、来年は一般NISAを活用して10万円投資する計画を立ててもいいかもしれません。
つみたてNISAと一般NISAのちがい
※1:つみたてNISAの場合は年間(1~12月)投資額の上限が40万円、月額にならすと3万3,333円まで。iDeCoは自営業者など第1号被保険者は月額6万8,000円、会社員や公務員などの第2号被保険者は月額1万2,000円から2万3,000円、専業主婦・主夫など第3号被保険者は月額2万3,000円が上限