日経平均株価の展開を予測する上で重要な指標

 2020年3月のコロナショック以降、日経平均株価は大きく上昇し、一時3万円台を付けるほど強い動きとなっています。日経平均株価はこのまま順調に上昇していくのでしょうか、はたまた一転して下落してしまうのでしょうか? 

 今後の展開を予測する上で、私が重要視している指標を1つお伝えしたいと思います。それは、「日経平均株価の予想EPS(1株当たり利益)の前年比の増減率」で、中期的な視点での転換点を捉えるために見ているものです。

 個別株に投資をしている方はイメージしていただけるかと思いますが、株価は利益のピークよりも前に下がり始め、ボトムよりも前に上がり始める傾向にあります。それが、個別株の集合体である日経平均株価においても同じようにあるからです。