今週の指標:NYダウ平均株価

 今週も新型コロナのデルタ変異株の感染拡大が消費を圧迫し、景気回復や企業収益の伸びに影響を与えるとの懸念が、相場の重しとなりそうです。

 また、今月末までに債務上限が引き上げられなければ、政府機関閉鎖のリスクに直面、また米国同時多発テロ事件発生から20年を迎えることで、国内の地政学的リスクも懸念されます。

先週の動き

 先週の予測では、新型コロナのデルタ変異株による消費への影響は想定以上となっており、一連の失業者緊急支援措置が失効するため、景気循環株は引き続き伸び悩み、上値の重い展開となるとしました。

 結局、休場明けの9月7日(火)から週末の10日(金)まで続落が続き、前週末からでは5日続落となって▲271ドルの3万4,607ドルで引けました。インフレ懸念が重しとなっています。