今週の指標:日経平均株価
日経平均は、外国人投資家の買いによって回復していますが、ここまでの急騰で3万円台を回復しており、利益確定売りが出てもおかしくないところです。
米国株式が一服しそうなところが気にかかるところですが、国内では新型コロナ感染拡大の勢いがやや下がり、ワクチン接種率も上がったところに、自民党総裁選による経済対策への期待もあるところから、下値は限定的で売りを吸収しながら上昇していく方向にあるといえます。
目先は今年の終値での最高値3万467円を更新する動きとなります。
先週の動き
先週の予測では、前週末の菅義偉首相の辞任表明から自民党新総裁が打ち出す新型コロナ対策や経済対策への期待で、日本株の先物を売っていた外国人投資家が買い戻しと新規の先物買いで急騰となりました。
柴田罫線(チャート)も5月10日の2万9,685円を上に抜ければ3万円台の期待が出てくるとしました。
結果的に、先週は週末にメジャーSQ(特別清算指数)を控えており、先物にショート(空売り)が積み上がったことで、買い戻しと先物の買いで一気に3万円台乗せとなりました。
9月8日(水)まで8日続伸となり、+265円の3万181円と6カ月ぶりの高値水準となり、9日(木)は▲173円の3万8円と9日ぶりに反落しましたが、週末は+373円の3万381円と大幅反発で高値引けとなりました。