衆議院選挙や米国の金融政策変更で波乱含みも、年末高に期待!

 10月のように優待株が少ない月は、特定の人気銘柄に買いが集中してしまい、権利落ち後の株価下落が激しいこともあるので注意しましょう。

 7月、8月と再び爆発的な感染者増となった新型コロナウイルス感染症ですが、ワクチン接種の拡大もあり、10月ごろにはある程度収束していると考えられます。

 ただし、衆議院の任期が10月21日に迫り、それまでには総選挙が行われること、また景気回復が続く米国では、コロナ対策の量的緩和など金融政策の変更が見込まれることもあり、今秋の株式市場は波乱含みの展開になりそうです。

 とはいえ、例年、10月から12月、1月にかけては年末年始相場で株価も上昇しやすいことを考えると、10月に限らず、優待繁忙期である12月株の仕込み時の季節、といえるかもしれません。

 株価の値動きに注意しながらも、「株が大きく下がったから怖い」ではなく「下がって割安になったのでチャンスかも」と発想を転換させ、なるべく割安で人気優待株を購入したいものです。