銘柄コメント

日本郵船(9101・東証1部)

▼ここがポイント

 3月末の100株以上の株主に対して、飛鳥クルーズの優待割引券を贈呈しています。100株以上500株未満の株主には優待割引券3枚、500株以上1,000株未満の株主には6枚、1,000株以上の株主には10枚となっています。

 割引券1枚につき10%の割引が受けられ、優待期間は決算期後の7月1日より翌年の9月30日までのクルーズになります。

▼業績見通し

 2022年3月期第1四半期経常利益は1,536億円で前年同期比9.3倍と急拡大しています。

 つれて、通期予想は従来の3,700億円から5,000億円、前期比2.3倍の水準に上方修正、7月1日にも1,400億円から3,700億円に上方修正しており、再度の大幅上方修正となる形です。

 定期船事業における持分法適用会社ONE社の収益拡大が好業績の主因となっています。年間配当金計画も従来の200円から700円にまで引き上げました。

日本たばこ産業(2914・東証1部)

▼ここがポイント

 12月末の100株以上の株主の中で、1年以上継続保有している株主に対して、グループ会社などの商品を贈呈しています。

 100株以上200株未満の株主には2,500円相当、200株以上1,000株未満の株主には4,500円相当、1,000株以上2,000株未満の株主には7,000円相当、2,000株以上の株主には1万3,500円相当の商品となります。

 優待商品に代えて、社会貢献活動団体への寄付を選択することもできます。

▼業績見通し

 2021年12月期上半期営業利益は3,221億円で前年同期比27.8%増益になっています。医薬事業が減益となりましたが、海外たばこ事業、国内たばこ事業、加工食品事業などが増益となったようです。

 為替一定ベースの調整後営業利益の通期計画は5,220億円で前期比7.2%増益、従来計画から100億円上乗せしています。

 国内たばこ事業の競争⼒強化に係る施策関連費⽤計上などで通期純利益は減益見込みのため、配当金は前期比24円減の130円を計画しています。

INPEX(1605・東証1部)

▼ここがポイント

 12月末現在で400株以上を1年以上継続して保有している株主に対して、オリジナルデザインのQUOカードを贈呈しています。

 400株以上800株未満の株主は、継続保有年数1年以上2年未満で1,000円分、2年以上3年未満で2,000円分、3年以上で3,000円分、800株以上保有の株主は、1年以上2年未満で2,000円分、2年以上3年未満で3,000円分、3年以上で5,000円分となります。

 また、希望する100株以上の株主から抽選で、「直江津LNG基地」等の見学会も実施しています。

▼業績見通し

 2021年12月期上半期営業利益は2,237億円で前年同期比80.7%増益となりました。原油価格が上昇したことで、原油売上高が拡大しました。平均油価は前年同期1バレル42.1ドルから65.23ドルにまで上昇しました。

 通期予想は4,520億円から5,130億円、前期比2.1倍に上方修正、第1四半期決算時に続く上方修正となります。原油価格想定のさらなる引き上げが背景です。

 年間配当金も33円から40円に引き上げ、前期比16円の増配となります。

あおぞら銀行(8304・東証1部)

▼ここがポイント

 3月末、6月末、9月末、12月末の株主に対して、一部の取扱商品を購入した場合に商品券を贈呈しています。

 新規資金で円定期預金(期間3カ月以上)に500万円以上預け入れると一律3,000円分の商品券、投資信託公募株式投資信託購入の際に購入金額100万円につき2,000円分の商品券、金融商品仲介業務取扱商品である仕組債等を購入すると購入金額100万円につき2,000円分の商品券を贈呈しています。利用期間は1年間となります。

▼業績見通し

 2022年3月期第1四半期純利益は116億円で前年同期比55.1%増益となりました。据え置きの通期計画300億円、前期比3.5%増に対する進捗(しんちょく)率は39%となっています。

 不良債権関連およびバイアウト関連の組合出資損益、GMOあおぞらネット銀行の手数料収益、リテール投資性商品販売等の顧客ビジネスが好調だったほか、与信関連費用も改善しています。

 配当金は年間128円を計画、四半期ごとに32円配当を実施します。

長谷工コーポレーション(1808・東証1部)

▼ここがポイント

 3月末の100株以上の株主に対して、特典を利用できる優待券を贈呈しています。特典は以下の4つで各1回利用できます。

 長谷工あんしんデリの「ANAカレーとたなかみ米のコラボ商品」を通常価格(税込)より20%割引、長谷工リフォームでの室内リフォーム工事代金(100万円以上[税抜])3%割引、長谷工リアルエステートでの不動産売買の仲介手数料(税抜)10%割引(エリア限定)、センチュリーライフ・生活科学運営が運営する高齢者住宅・有料老人ホームの入居一時金の3%割引などの特典になります。

▼業績見通し

 2022年3月期第1四半期営業利益は204億円で前年同期比69.6%増益となりました。上半期計画360億円、通期計画780億円は据え置いていますが、進捗率は高水準となっています。

 分譲マンション引渡戸数と一棟売却案件の増加による不動産売上高の増加、完成工事総利益率の上昇などが足元好業績の背景になっています。

 年間配当金は現状で前期並みの70円配当を予定しています。