今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.05

下値メドは108.55

インフレ大幅上昇中。米国産牛肉の卸売価格が昨年9月に比べて4割も値上がり

 先週の市場は、金先物価格のフラッシュクラッシュで始まりました。9日(月曜)の東京市場が休場で参加者が少なかったことも下落を加速。米長期金利の上昇を背景に全般なドル買いフローが強まるなかでユーロ/ドルは下落、年初来安値に迫りました。しかしこの流れは、11日(水曜)に発表された7月米CPI(消費者物価指数)をきっかけに反転。CPIの見出しの数字は強かったものの、ピークアウトを示唆する内容でもあったため、ドル買いが急に細ったのです。

 13日(金曜)のドル/円は「円高」。110円を割り109円台半ばまで下落。高値110.46円、安値109.54円、1日の値幅は0.91円。

 この日は110.39円からスタート。高値は東京時間朝の110.46円。米CPI発表以来のドル/円は上昇の勢いが弱まり110.55円を超えに何度も失敗。NY時間になってドル売りが強まり110円を下に抜けると、109.54円まで大きく下落。終値は109.60円(前日比▲0.87円)。終値110円台は5営業日で途切れました。

 13日のユーロ/ドルはユーロ高、ドル安。ユーロ/ドルの今年の安値は1.1704ドル。この日の安値はオープン直後につけた1.1728ドル。安値更新を回避すると海外時間からはドル売りが優勢になるなか5営業日ぶりに1.18ドル台をつけ、1.1804ドルまで上昇。終値は1.1796ドル(前日比+0.0062ドル)。

 ユーロ/ドルは上昇、しかしドル/円にひきずられたユーロ/円は下落。129.70円から上は売りが厚く129.66円で買いが止まり、NY時間夕方には129.23円まで下落。終値は129.29円(前日比▲0.30円)。

 ドルの下落の理由は、アメリカ経済の減速サイン? 次のページをご覧ください。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の一言

交渉に対立はつきもの。最初からそういうものだと思っていればいい