今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.95円
↓下値メドは110.05円
英大手銀行HSBC、年内にオフィス20%削減。社員は出勤かリモートワークかを選択可能
10日(火曜)のドル/円は110円後半まで「円安」。高値110.60円、安値110.28円、1日の値幅は0.32円。
この日は 110.31円からスタート。東京時間朝に110.28円まで少し下げてすぐにあきらめる。安値は2日続けて110円台にとどまり下値は堅いまま。NY時間にはドル買いが強まり 110.60円まで上伸。そのまま高さを保って終値は110.58円(前日比+0.24円)。
米10年債利回りは1.35%まで上昇、連動してドル/円も110円後半まで上値を伸ばしました。1.3%という水準が110円台を維持できるかどうかの条件のひとつになっているようです。しかし111円台のためには米長期金利が一段高くなる必要がありそうです。
先月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、緩和縮小の開始時期について曖昧でした。そのため米利上げ期待はいったん後退したのですが、マーケットの雰囲気は今、完全に変わっています。FRBの政策リーダー的存在であるクラリダFRB副議長が2013年の米利上げに支持を表明し、それに続いて複数の連銀総裁がFRBの緩和縮小に肯定的な発言をしたことが理由。マーケットは、利上げ期待のギャップを埋めようと必死になっています。
しかし、パウエル議長が9月に緩和縮小を決断するには、絶対に乗り越えなくてはならないハードルがあります。それが雇用統計とCPI(消費者物価指数)。雇用統計の第1回目は先週クリアしました。そして今夜は7月CPIの発表があります。
主要指標 終値
今日の一言
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する - パーキンソンの法則