第4位は喫茶店チェーンのコメダホールディングスの自社電子マネー優待。2月末、8月末の年2回、株主優待用プリペイドカード「KOMECA」に各1,000円(年間2,000円)分の優待金額がチャージされます。

 第5位は百貨店・高島屋の買物割引カード。2月・8月末の年2回、高島屋の各店やオンラインストアでの買物が10%割引になる「株主優待カード」が贈られます。利用限度額は半年で30万円まで。高島屋の有料文化催に無料で入場できる特典もあります。

 第6位はベビー用品の西松屋チェーンの買物カード優待。2月末、8月末の年2回、100株保有で各1,000円(年間2,000円)分が入金されたプリペイドカードが贈呈されます。

 2月株主には3年以上の継続保有で500円分がプラスされる長期保有優遇制度もありますが、8月株主には適用されません。また権利付き最終日が8月18日(水)と早いので注意しましょう。

 第7位は学習塾の明光ネットワークジャパンのクオカード優待。配当利回り4%超の高配当株としても知られる同社ですが、8月末の年1回、100株保有で500円分のクオカードが贈られ、3年以上継続保有すると1,500円分に増えます。

 第8位はマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東などを傘下に置くユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの買物割引券です。2月、8月の年2回、100株保有で各3,000円(年間6,000円)分の株主優待券がもらえます。

 100株・約11万円の投資金額で年間6,000円なので、お得度の高い優待です。買物券の代わりに、新潟こしひかり2kg、横須賀海軍カレー(200g×5袋)など、かなり豪華な優待品も選べます。

外食系の多い8月優待株はコロナの感染状況に特に注意!

 流通、外食、百貨店、アパレルなどコロナで打撃を受けた業種が集まる8月優待。6月20日以降、東京、大阪など10都道府県に発令されていた緊急事態宣言は沖縄を除いて解除されましたが、まだまだ感染者の拡大には注意が必要です。

 8月末といえば、予定では東京オリンピックが終わり、8月24日からはパラリンピックが始まることになっています。

 しかし、インド由来の変異株が世界的にも猛威を振るっており、五輪で海外から多数のアスリート、関係者が来日した場合、国内の感染状況がどうなるか、まったく読み通せない状況です。

 コロナ禍の収束が長引くようだと株価低迷もありえるので、外食や店舗でお買物系の8月優待株には特に注意が必要でしょう。

 まずは7月23日からの東京オリンピックが無事開催されるのか、開催された場合、感染状況はどうなるかなどをチェックして判断しましょう。