次はどこがテーパリング!?アングロサクソン通貨に注目!
カナダ中銀がテーパリングに踏み切ったことで、ニュージーランド中銀やオーストラリア中銀にもテーパリング圧力がかかっているようだ。カナダ中銀は4月にテーパリングを公表した。その後はどこの国がテーパリングに踏み切るのかが、為替市場の焦点となっている。
現状では英国、ニュージーランド、オーストラリアのアングロサクソンの国の名前が挙がっている。テーパリングで名前が挙がっているのは、すべてアングロサクソン通貨である。
そうであれば、テーパリング観測の出ているアングロサクソン通貨が今後も買われていく流れになるのではないだろうか?
ニュージーランドの銀行のエコノミスト達は、来年の準備銀行の利上げが3回行われると見ており2022年末までにオフィシャルキャッシュレートが1%になるとしている。
世界最大の資産運用会社である米ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)は、「バイデン政権が提案する巨額のインフラ投資を含む追加経済対策に言及し、FRB(米連邦準備制度理事会)が金融政策を見直すことになれば、財政刺激策と整合しないと受け止められる可能性がある。これほど巨額の財政出動を行うと同時に金利を引き上げるというのは、かなり奇妙に映るだろう」と述べている。
アングロサクソン通貨ではあるがバイデン政権で社会主義化している米国や、その支配下にある日本はビハインド・ザ・カーブで後手に回るだろうと見られている。
カナダ/円(日足)
NZドル/円(日足)
ポンド/円(日足)