今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは110.05

下値メドは108.75

バイデン景気刺激策は「物価に影響ない」が65%
米企業財務責任者アンケート 

 14日(金曜)のドル/円は下落。110円は未達。高値は109.65円、安値は109.18円、1日の値幅は0.48円でした。この日は109.41円からスタートして110円を目指して上昇しましたが、その手前からすでに売りは強く、109.80円にも届かないまま失速。NY時間には米指標の結果を受けて109.18円まで下落。終値は109.37円(前日比▲008円)。

 5月に入ってから発表された米指標を振り返ると、まず7日発表の4月雇用統計は、予想比でかなり悪い結果。事前予想では、非農業部門雇用者数の増加数が100万人超え、150万人増の期待さえかかっていましたが、結果は約26万人と、予想の1/4程度にとどまりました。失業率もわずかながら上昇。しかし次に発表された4月CPI(消費者物価指数)は強かった。実際のインフレが予想より速いペースで上昇していることを確認しました。

 5月のドル/円は、雇用統計でつけた108.33円が安値、CPIでつけた109.79円が高値と、米指標結果に沿った動き。ワクチン展開が順調に進んでいるので(除く日本)、新型コロナのテーマは小休止。しばらくは米国の経済指標、そしてその先に控えるFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策がドル/円の材料になるでしょう。

 一勝一敗の結果となって、迎えた14日(金曜)の米経済指標。小売売上高とミシガン大学消費者態度指数の結果はどうだったのか?そしてドル/円は?

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の一言

深刻になって「もうおしまいだ」とか、「自分の手に負えない」と思うこともある。しかしそれは錯覚にすぎない。実際は「今日はちょっと運が悪かった」くらいのことなのだ