今週の指標:NYダウ平均株価
前週は、ハイテク株が軟調な動きとなってナスダックを中心にさえない展開でした。しかし、先週はNYダウは5日続伸し、3日連続の最高値更新となって5月7日(金)は、3万4,811ドルまで上昇して、終値は3万4,777ドルで引けました。
4月雇用統計が予想を大きく下回りましたが、逆に金融緩和の長期化観測から金利が低下し、株が買われる状況となりました。
主要な州でパンデミック対応のために設定された規制も、ほぼ全てが今週中に解除される予定のため、労働市場や景気の回復にさらに拍車がかかりそうです。経済活動の再開につれて景気循環株が引き続き相場の上昇を支えることになりそうです。
FRB(米連邦準備制度理事会)は金融緩和策縮小の考え方を示さず、当面、大規模緩和を維持するとみられ、株式の上昇をサポートすることになります。