運用会社も外部委託で運用効率アップ

 投資信託運用の要である運用会社が、運用業務の一部を外部機関に「アウトソース」することで、より効率的な運用を実現している実情について、前回の記事で解説しました。運用会社は世界各国に存在し、投資信託や年金の運用を担っていますが、各社で得意とする領域があります。そこで、特定の市場や資産の運用に精通している別の会社に委託することで、運用の効率性を高めているのです。

 では、その「外部の運用力」は、具体的にどのようにして投資信託に取り入れられているのでしょうか。早速ですが、ここでクイズです。

クイズ「外部の運用力」を活用する方法として、実際に投資信託の運用で取り入れられているのは、次のうちどれでしょうか(複数選択可)。
  1. 他の会社で運用する複数の投資信託に投資を行う
  2. 他の会社で運用するETF(上場投資信託)に投資を行う
  3. 他の会社から投資助言のみを受け、投資判断に活用する