3:他の会社から投資助言のみを受け、投資判断に活用する

 3は、投資顧問会社などから、投資銘柄や資産配分について助言を受ける方法で、運用会社はその助言内容を投資判断に活用します。運用形態そのものは、ファミリーファンドが多くなっています。

例えばどんなファンドあるの?

グローバル・フィンテック株式ファンド
SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(年2回決算型)
など

 保有するファンドがファンド・オブ・ファンズであるかファミリーファンドで運用されているかは、目論見書の「商品分類および属性区分表」内の「投資形態」という項目で確認できます。

信託報酬がかかる場合も

 最後に、コストについて補足しておきましょう。

 ファンド・オブ・ファンズとファミリーファンドの場合、投資先のファンドやETF(上場投資信託)の信託報酬もかかるという点には留意が必要です。

 一般的に、投資先ファンド(ETF)の信託報酬は低く抑えられていることが多いですが、コストについて確認する際は必ず、投資対象ファンド(ETF)の信託報酬を含めた「実質的な信託報酬率」を参照してください。

 なお、3の投資助言の場合、助言料に相当する費用は、目論見書に掲載されている信託報酬の運用会社(委託会社)の取り分に含まれていることが多く、追加的な費用が差し引かれることはありません。

外部運用による信託報酬の表示例