2022年3月期の東証一部純利益は4割の増加を見込む

 楽天証券では前期(2021年3月期)の最終損益は、微増益になったと予想しています。世界的な株価上昇の恩恵を受けソフトバンクグループ(9984)の損益が大きく改善する効果、10-12月以降、自動車や半導体などの製造業が急回復している効果によります。

 楽天証券では昨年7月3日時点で、2021年3月期の東証一部純利益は小幅減益になると見ていましたが、それを上回る見込みです。

東証一部上場3月期決算、主要841社の連結純利益(前期比)

出所:前期(2021年3月期)・今期(2022年3月期)予想は楽天証券経済研究所、水色で記載しているのは、昨年7月3日時点の予想。赤で記載しているのが、4月9日時点の予想

 東証一部上場企業全体の純利益が、上記に挙げた主要841社と同じように増減するならば、TOPIX(東証株価指数)の今期(2022年3月期)予想PER(株価収益率)は17.5倍です。予想PERで見れば、現水準で日本株に割高感はありません。

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