教科書より株価のトレンドフォローを

 前回と今回とで金利と株価の関係についてお伝えしましたが、筆者が最も言いたかったことは、株式投資の教科書に書かれているような「金利が上昇すると株価は下落する」とは必ずしもならない、という点です。

 実際に過去の金利上昇局面では株価が上昇したケースもありますし、金利上昇が株価にプラスに働く業種も数多くあります。

 理屈にとらわれることなく、実際に起こっている事実に目を向けつつ、株式投資を実践していただきたいと思います。そのためには「金利上昇=株価下落」と盲目的にとらえるのではなく、金利が上昇していても株価が上昇トレンドなら買って保有を続けるのが実践的な対応です。