2月の株価値上がり率ランキング

 決算発表シーズンでしたが、決算で急騰した銘柄は少なめ(出尽くしで売られる銘柄のほうが多かった)。2月の値上がり率上位の大半が、テーマ株か材料株でした。テーマ株として人気化したのは大きく2つ。1つが、ビットコインの急騰を受け、「仮想通貨関連株」が久々の大盛り上がりでした。もう1つは、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少や、世界的なワクチン接種の進展を受けた「アフターコロナ株」が人気化しました。

 仮想通貨関連株、アフターコロナ株(=コロナ影響を受けて業績が著しく悪化した銘柄)ともに、多くの投資家が一度手放し、距離を置いていたという経緯があります。それだけに、一度テーマ株として脚光が当たって買いが入り始めると“売りが少ない”という特性から需給ギャップがかなり大きく発生。アフターコロナ株の小型株でいえば、コロナが収束して、需要も元に戻ったかのごとく上昇する銘柄も多く生まれました。

市場 コード 銘柄名 月間
騰落率(%)
2月末
終値
前月末
終値
時価総額
(億円)
ジャスダック 2315 CAICA 210.5% 59 19 375
東証マザーズ 7078 INC 205.1% 3,170 1,039 77
ジャスダック 2656 ベクター 157.4% 502 195 70
東証マザーズ 6172 メタップス 100.8% 1,534 764 208
ジャスダック 4582 シンバイオ 94.9% 1,345 690 514
ジャスダック 7863 平 賀 92.9% 1,350 700 54
東証マザーズ 9271 和 心 88.2% 751 399 23
ジャスダック 2138 クルーズ 81.8% 2,303 1,267 298
東証マザーズ 6561 HANATOUR 76.8% 1,160 656 128
東証マザーズ 6577 ベストワン 72.5% 3,395 1,968 43
東証マザーズ 6094 フリークアウト 70.9% 1,470 860 245
東証マザーズ 7043 アルー 62.7% 1,560 959 40
東証マザーズ 6580 ライトアップ 61.0% 5,650 3,510 164
ジャスダック 2986 LAHD 60.9% 1,284 798 68
東証マザーズ 3628 データHR 53.4% 4,595 2,996 164
ジャスダック 4124 大阪油化 50.9% 1,757 1,164 19
ジャスダック 6694 ズーム 50.2% 2,533 1,686 58
ジャスダック 4235 UFHD 49.3% 1,523 1,020 106
東証マザーズ 7062 フレアス 48.0% 1,187 802 28
ジャスダック 3370 フジタコーポ 47.4% 460 312 10