今週の指標:NYダウ平均株価
先週、長期金利の上昇が続く中、NYダウは続伸を続け、最高値を更新しましたが、25日(木)は長期金利が2020年2月14日以来の急上昇となったことで、借入コストの上昇が経済成長の阻害要因となる懸念から、主要3指標そろって大幅下落。NYダウは2日続けて大幅下落となり、26日(金)は▲469ドルの3万0,932ドルの下落となりました。
チャート(柴田罫線)では、上向きの先細り三角形の保ち合いで、上値抵抗ラインに3万2,000ドルで到達して急反落の形となっています。しばらくは高値更新には時間を要するかもしれません。
これを見る限り、当面は3万ドルでいったん止まって調整が必要な形です。実質的には金利も低い水準でマイナス金利ですが、経済の今後の回復に伴うインフレや金利の上昇を織り込んでいるため、その速さが問題となります。VIX指数(恐怖指数)は再び上昇基調にあり、投資家の不安を表しています。そのため金利の上昇を警戒した調整が続くかもしれません。