豪ドル/円がついに2年ぶり高値更新！豪ドルが買われる理由とは？

今日の注目通貨

豪ドル/円： 今週の予想レンジ：上83.64円、下80.11円

　RBA（豪準備銀行）は今月、2021年最初の政策会合で政策金利を0.1％に据え置くことを決定。今後3年間は利上げしないだろうと述べました。さらに量的緩和プログラムの債券購入額を増額。RBAの弱気に対して豪ドルはいったん下がりましたが、その後は持ち直しています。

　なぜなら、豪ドルは「リスクオン」通貨の代表といわれ、世界の景気動向に敏感な通貨として米国株との相関関係が強いからです。この関係は、2020年3月以降続いています。

　また、コロナワクチン配布開始に伴い世界経済活性化の機運が高まるなか、オーストラリアの輸出産品である鉄鉱石など資源価格が上昇。豪ドルにとって強い追い風となっています。

　しかし、中国はオーストラリアに対して制裁関税を課すなど、両国の関係は悪化しています。高値更新中の豪ドルに調整があるとすれば、米株とそして対中関係と考えます。

　今週の豪ドル/円のピボット（ブルベア判断の分かれ目）は、81.87円。
81.87円より上ならば豪ドル買いが優勢、81.87円より下ならば豪ドル売りが優勢と判断します。

84.31円 ： 第4レジスタンス (HBO)

83.92円 ： 2018年 07月 高値
83.64円 ： 第3レジスタンス
83.12円 ： 2018年 08月 高値

82.96円 ： 第2レジスタンス
82.75円 ： 第1レジスタンス
82.41円 ： 2021年 02月 高値

81.87円 ： ピボット

80.99円 ： 第1サポート
80.78円 ： 第2サポート 
80.11円 ： 第3サポート 

79.85円 ： 2018年 11月 安値
79.54円 ： 2021年 02月 安値
79.43円 ： 第4サポート  (LBO)

78.85円 ： 2021年 01月 安値