マイクロストラテジー

 マイクロストラテジー(ティッカーシンボル:MSTR)は企業向けにアナリティクスを提供しているソフトウエア企業です。去年、同社はバランスシート上のキャッシュを銀行に預けていてもほとんどリターンを生まないことにいら立ち、その余資をビットコインに投資することに決めました。

 普通、企業の財務部は短期市場などで保守的に資金を運用するのが常識なので、マイクロストラテジーの決断には批判もたくさん出ました。

テスラ

 ところが先週、テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)も余資をビットコインで運用しはじめたと発表しました。既に15億ドルを投じてビットコインのポジションを作ったことが明らかにされました。

 加えてテスラは今後顧客がテスラを買い求める際、暗号資産での支払いも受け付けるとしています。

 これらの発表を、他の企業の財務部長はどのような心境で受け止めたでしょうか?

 もしテスラの試みが成功したなら、後に続く企業が出てくることが予想されます。

 さて、ここまでの話は事業法人が会社の資金繰りの中の余ったキャッシュを暗号資産に振り向けるという話でした。

 これとは別に機関投資家の世界でも、おおきな変化が起きています。