半導体関連株などの動向から『次の動き』を見る

 物色の変化については、これまで相場のけん引役となっていた「半導体関連株」を筆頭とする銘柄の推移をウオッチして判断することになりそうです。それらが反発し、再び高値を更新するような動きとなれば懸念は杞憂となり、逆に上値が重い状況となると、物色が変化したと捉えることになります。

 ウオッチする対象となりそうな銘柄も指摘しておきます(5銘柄)。

 ここでは一応、仮に物色が変化した場合にどのようなところに資金が流れ始めるのかを先読みしておきます。バブル(とは限っていない)が弾けるようなことにならなければ、投資資金は必ず次の投資先を探し、それらが動意づくとさらに多くの資金が集まるのが相場の常だからです。

 一つは先行して景気回復が見られている中国と密接な「中国関連株」。もう一つは出遅れ感がある「内需株」です。想定よりも好業績で推移している銘柄や高流動性が見られる銘柄がその対象となりそうです。

コード 銘柄名 株価(円)
中国関連株
6101 ツガミ 1,725
6506 安川電機 5,680
6268 ナブテスコ 4,860
6383 ダイフク 12,450
6479 ミネベアミツミ 2,373
内需株
3563 スシローグローバルホールディングス 3,860
3097 物語コーポレーション 11,940
8267 イオン 3,390
3681 ブイキューブ 3,095
9143 SGホールディングス 2,600
※株価データは2021年2月3日終値ベース