株価のトレンドに従った行動が個人投資家には向いている

 では、筆者ならどうするかといえば、やはり株価のトレンドに忠実に従って動きます。

 新型コロナの悪影響がピークアウトしたことを個人投資家が知るよりもかなり前に、プロ投資家が最悪期を脱したと判断して買い始めることで、株価は底打ちをするはずです。

 したがって、個人投資家がコロナデメリット銘柄の底打ち反転を察知するためには、業績ではなく、株価チャートの動きをしっかりと確認しておく必要があります。

 例えば、株価が下げ止まって25日移動平均線を超えたところで買うようにして、その反発が底打ちした直後だとすれば、かなり安い価格でその株を買えることになります。

 もし、反発が下落途中の一時的なもので、再び25日移動平均線を割り込んだなら、一度売却して仕切り直しすればよいのです。

 こうすれば、比較的低リスクかつ安値圏で買うことが可能です。

 もう少し安全策を取るのであれば、業績が最悪期を脱した、つまり大赤字だった赤字額が縮小してきたことを確認できてから買う、という作戦も悪くありません。