本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは104.25

下値メドは103.40

「悪いニュースは良いニュース」から「悪いニュースは悪いニュース」へ

 15日(金曜)のドル/円は動意薄く、103円台後半で小動き。103.79円でオープンして高値は103.91円、安値は103.62円。終値は103.87円。2021年のドル/円は、最初の週に102.59円まで下げた後104.40円まで反発しています。しかし、101円台にも105円台にも進むことができず、今はその中間で次の材料を待つ状況。

 ユーロ/円は上値が重い。先週の高値は126.86円で127円に乗せることができないまま、金曜日には125.40円まで下落しました。終値は125.45円。

 豪ドル/円も下落。先週の高値は80.85円。今年8日につけた2018年12月以来の高値である80.93円に迫るが超えられず、金曜日には79.73円まで1円超下げ。

 先週はバイデン次期大統領が1.9兆ドルの新規景気刺激策を発表したことが話題でしたが、マーケットの反応は限定的。米議会で揉まれて1.9兆ドルからどれだけ「コンパクト」になるのかに、早くも関心が移っています。バイデン案のうち、州政府に対する援助、最低賃金の値上げは現実的には難しいといわれています。さらに上院でトランプ大統領の弾劾裁判が始まるなかで、速やかに予算が通るかという現実的な問題もあります。第2四半期の米国経済は、バイデン景気刺激策によって力強く回復する期待が高まっています。今年後半は インフレとFRB(米連邦準備制度理事会)の緩和縮小がマーケットのテーマになりそうですが、まだ先の話です。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成