新興国株式:注目のファンド5選

 2021年は、ドル安・新興国通貨高、先進国株式と比べて総じて割安という二つの点から新興国株式市場への資金流入が期待されそうです。

 新興国株式ファンドを選ぶポイントとしては、今まで売り込まれた景気敏感株や銀行株、同じく売り込まれた資源国(ブラジル、ロシア、南アフリカなど)、あるいは極端に割安な国への投資が鍵を握りそうです。

 以下のファンドのうち、「JPM・BRICS5・ファンド」は景気敏感株、銀行株、資源国への投資比率が相対的に高く、「アジア製造業ファンド」も景気に対する感応度が高い傾向があります。

 また、「スパークス・韓国株ファンド」「HSBC メキシコ株式オープン」「トルコ株式オープン」は、他国と比べて株式市場が総じて割安な水準であることから、投資妙味があるファンドといえるでしょう。

 もちろん、単一国に投資する場合は、その国固有のリスク(地政学リスク)が高まることに注意が必要です。多額の資金を集中投資するようなことは控えましょう。

JPM・BRICS5・ファンド

アジア製造業ファンド

スパークス・韓国株ファンド

HSBC メキシコ株式オープン

トルコ株式オープン