景気回復期待、バリュー株相場に備える:ファンド3選
ここ数年はグロース株優位の市場環境でしたが、景気回復を背景とした「業績相場」が本格化すれば、今まで売り込まれていた景気敏感株や銀行株を多く組み入れているバリュー(割安)株ファンドの反発が期待されます。
以下に挙げた3本は、その運用方針や過去の投資行動から、割安な企業に厳選投資する傾向が強いファンドです。
各ファンドの直近の月次報告書を確認すると、市場平均(インデックスファンド)と比較して、製造業などの景気敏感セクターや金融セクターの組み入れが相対的に高く、組み入れ銘柄のバリュエーション(割安度)も魅力的な水準であることに共通点があります。
過去3年程度の実績を見ると、割安株が市場に劣後していたため、いずれのファンドも分類平均を大きく下回っていますが、2020年11月以降、新型コロナワクチン承認のニュースが広まり、景気回復が意識されたタイミングで分類平均を上回るパフォーマンスに転じており、今後景気回復が本格化したときには期待が持てそうです。