方向感に欠ける新年相場入りに?:TOPIX週足の線形トレンド
なお、TOPIX(東証株価指数)の線形トレンドについても見ていきたいと思います。
■(図3)TOPIX(週足)の線形回帰トレンドとMACD(2020年12月30日取引終了時点)
TOPIXの線形トレンド(週足)は、+2σに向かおうとしている日経平均とは異なり、足元はまだ+1σあたりに位置していることが分かります。
「まだ上値を伸ばす余地がある」と言う見方もできますが、下段のMACDを見ると、MACDが高いところに位置していることや、MACDが勢いを失ってシグナルとのクロスに注意が必要という状況は、図1の日経平均と同じです。
したがって、今週は上値トライの場面はありそうですが、その後の調整入りへの警戒感も強まってくることが予想されることで動きづらくなり、値動き自体が荒くなることがあっても、方向感に欠ける新年相場入りになるかもしれません。