今週の予想
年末に向けて、利益確定売りで軟調だが下値は限定的
外国人投資家が本格的なクリスマス休暇に入るため、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀会合を消化して、いよいよ年末モードに入るものの、日経平均株価は方向感に欠ける展開が続きそうです。
国内では、年末を控えて利益確定売り優勢となりそうですが、IPO(株式の新規公開)ラッシュが続いており、小型株中心の短期売買となりそうです。
利益確定売りといっても、米国株式がしっかりしている限り、高いものは売られますが、下値は限定的。一方、大きく下げれば押し目買いが入るため一進一退が続くと想定されます。
ただし、市場では2万7,000円へ到達するという見方もあり、唯一の可能性としては、与野党のトップ4人で合意直前といわれる米国の9,000億ドル規模の追加経済対策が、もし実現するとなれば、米国株式は史上最高値更新が継続し、日経平均も2万7,000円大台の挑戦が期待されるかもしれません。