お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
新興株市場は過熱しているのか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

新興株市場は過熱しているのか?

2017/3/21
先週の国内株市場ですが、週末3月17日(金)の日経平均終値は19,521円となりました。週初の3月13日(月)が19,545円で取引をスタートしていましたので、週を通じてほぼ横ばいの推移だったと言えます。
facebook twitter 印刷する

先週の国内株市場ですが、週末3月17日(金)の日経平均終値は19,521円となりました。週初の3月13日(月)が19,545円で取引をスタートしていましたので、週を通じてほぼ横ばいの推移だったと言えます。

(図1)日経平均(日足)の動き(2017年3月17日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

あらためて、足元の状況を上の図1の日足チャートで確認してみます。

まずはローソク足の並びですが、前週の窓空け上昇以降は陽線が増えています。上昇前は陰線の多さが目立っていましたので、見た目の印象では大分ムードが良くなってきています。下値も順調に切り上がっているほか、25日移動平均線より上での値動きもキープしています。

先週は、米国のFOMCをはじめ、日銀金融政策決定会合、オランダ議会選挙や中国全人代の閉幕など、数多くの注目イベントが控えていたのですが、日経平均の値動きを見ると、比較的無難にイベントを通過したことが窺えます。

だからといって、「相場が上方向への意識を強めている」と言い切れないもどかしさもあります。先週の高値は13日(月)の19,656円ですが、取引時間中の年初来高値(3月2日の19,668円)を更新できず、引続き19,600円台からの上値が重たいままです。また、前回は「日経平均はポンと上昇した後にダラダラ下げる傾向がある」と述べましたが、先週は確かに陽線は増えているものの、週足ベースでは5週ぶりの下落に転じており、結果的にダラダラ下げています。

さらに、16日(木)~17日(金)のローソク足の組み合わせが、いわゆる「はらみ足」になっていて、17日の値動きが前日の16日の値動きの範囲内に収まっている格好です。つまり、前日の高値と安値の両方とも抜くことができず、値動きのエネルギーが乏しくなっていると言えます。ですので、今週はどちらかというと、下方向への意識に警戒が必要になるかもしれません。

その一方で、これまで好調とされてきたのが、マザーズやJASDAQといった、いわゆる新興株市場です。特に日経JASDAQ平均は直近まで21連騰という記録的な上昇を見せていました(下の図2)。

(図2)日経JASDAQ平均(日足)チャート(2017年3月17日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

さすがに連騰の反動からか、先週の日経JASDAQ平均はやや軟調な推移となりました。ひとまずの利益確定売りの動きと思われますが、ここで日経JASDAQ平均の水準や過熱感を整理してみたいと思います。

(図3)日経平均と日経JASDAQ平均の指数比較チャート(週足)(2017年11月時点を100)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

上の図3は、アベノミクス相場が始まったとされる2012年11月時点を100とした、日経平均と日経JASDAQ平均の値動きを比較したチャートです。

日経平均は2015年の夏場に約2.3倍まで上昇したのがこれまでのピークになりますが、日経JASDAQ平均のピークも約2.3倍弱で、こちらは最近の上昇局面でもたらされたことが分かります。確かに、最近の日経JASDAQ平均の上昇ピッチは過熱気味だったと言えますが、中期的にどこまで上昇してきたかという株価水準で見た場合、日経平均とあまり遜色ないことが分かります。

4月あたまには日銀短観が公表されるほか、下旬からは決算発表シーズンが本格化するなど、国内企業業績が注目されやすい時期になります。足元は新興株市場が優位にありますが、再び主力株市場へのシフトに転じる可能性があり、主力株優位のシナリオを意識しておくと良いかもしれません。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

はじめよう株主優待
人気記事ランキングTOP
トウシル TOP
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください新興株市場は過熱しているのか?

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

新興株市場は過熱しているのか?

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
 
 
 

 

 

メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。