8:東京五輪開催で関連銘柄に注視が必要

 いま現在、無事に開催されるかどうか分かりませんが、行動規制や規模の縮小など「いつもの五輪」とは異なるものの、何としても開催されるのではと思っています。開催決定、開催延期、開催見送りと各シナリオでどんな銘柄が動くのか、準備しておくのも良いかと思います。五輪関連銘柄で買われていた企業も一時的に急落はしたものの、現在は落ちつき、コロナ暴落前より上昇している銘柄もあります。想像力を働かせて、「こうなると、こうなる」など自分で考えるのも楽しいですよ。

9:優待株の暴落に備える必要

 言われ続けていますが、ジャブジャブの余剰資金が株式市場に流れ、実態なく株価が上昇し、過熱感は否めません。このまま上がり続けてくれると良いのですが、そううまくはいかないのが株式市場。米国も2021年年明けには新大統領に代わり、政策も環境などが重視され大きく変わると思います。2021年は、いつ、何が起こるか分からないドキドキの相場と思っているので、常に備えを!

10:株主総会が大きく変わる

 最後は優待とは異なりますが、大きく変わると思われる「株主総会」について。11月に政府の発表もありましたが、2021年の株主総会はリアル会場なしで、ネットのみの開催も許可されそうです。今までは総会運営や会場の雰囲気など、空気感を肌で感じることで会社の良し悪しを判断できましたが、画面越しとなるとなかなか難しそうです。展示会や懇親会、おみやげも廃止となり、会社が遠くなってしまった気もします。企業が個人株主をどのように思っているのか、どのように対話を続けていくのか、非常に興味があります。

2021年も優待を楽しむことには変化なし

 株主優待投資の観点から2021年に起こるかもしれないことをいくつか挙げてみました。

「新しい生活様式」の中で優待をどのように活用し、どのように楽しむか。変わったこともありますが、「優待を楽しむ」ことは変わらないので、2021年も「楽しい優待生活」を続けていきたいですね。2021年は「トウシル」の記事などを活用し、今まで以上に情報アンテナを張って、正確な情報をゲットすることが必須になりそうです。

 来る2021年が皆さまにとって、良い年でありますように! よい投資環境でありますように!