5:TOB、 M&Aが増える

 2020年はパルコや、よみうりランドなど優待人気の企業のTOB(株式公開買付け)が多く、上場廃止に伴い優待廃止になった企業も多かったです。2021年も狙っている、狙われている企業は多く、またM&A(企業の合併・買収)で株価が急騰、急落することもあると思います。自分が保有している銘柄の大株主はどこなのか、「もしかしたら?」を頭に入れておくのも備えになるかと思います。優待廃止になっても、TOB価格が高ければ、それはそれでうれしいのですけどね。

6:人気優待銘柄の改悪が市場に悪影響を及ぼす

「優待といえば」の人気銘柄、日本マクドナルドHDや吉野家HD、コロワイドやイオンなど、個人株主に人気の優待銘柄の動向も注視しています。特に国内景気の動向に左右されがちの銘柄は、もし優待改悪などがあれば、「ああ、やっぱり」と優待市場に与える影響はかなり高く、落胆も大きいと思います。株価も優待を加味しているので、企業側もおいそれと改悪などはしないと思いますが、何か起きたときのインパクトは大きいと思います。

7:政策との相乗効果で優待がもっとお得に

 景気刺激策として政府が力を入れている、「Go To」キャンペーン。Go Toイートは外食の優待券も使えよりお得に使えますし、Go Toトラベルも旅行サイトでの予約に優待が使えるなど、工夫次第で優待と併用し、よりお得に使えそうです。地方にしか店舗がないお店にGo Toを使って食べにいったり、ほとんどのお店がそろう東京に来たり。期間延長もあるようなので、憧れの優待を使う目的で、Go Toを利用するのも楽しいかなと思います。