資産と利益を相乗効果で中長期的に増やせそうな銘柄に期待

「3月のコロナショックの時期を除き、ほぼフルポジを継続した」と語るDAIBOUCHOUさんの11月末時点の年初来パフォーマンスは+15.9%となかなかの好成績。これまで数々の株価暴落を経験した強者だけあって、コロナショック後の4月以降、「ジャスダックのいぶし銀的中小成長株から話題性の高いウィズコロナ株に乗り換えたことが功を奏しました。少し乗り換えが遅かったのが反省点ですが…」と語るように、切り替えの早さも相場で生き残る大切な知恵。

 そんな百戦錬磨のDAIBOUCHOUさんが狙う10倍株の条件は「ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)が高く、資産と利益を相乗効果で中長期的に増やせそうなこと。さらに、そうした企業が投資回収期に入って、株価が実際に上昇し始めたときが狙い目です。PERが50倍以上だと成長期待が剥落したときの株価の下落がきついので、成長期待が高まる前に投資するほうが安全です」

DAIBOUCHOU(だいぼうちょう)さんプロフィール

 不動産流動化関連株で稼いだ10億円をライブドアショック、リーマンショックで激減させたものの、アベノミクス相場に乗って見事、資産のV字回復に成功。守りながら攻める独自の「新・サイクル投資法」を確立し、割安成長株への分散投資で着実に資産を増やしている。フォロワー7万人に迫るツイッター(@DAIBOUCHO)やブログ「専業投資家DAIBOUCHOUの軌跡」には山あり谷ありの投資人生から生まれた投資哲学が満載。セミナーや講演にも大忙しの毎日を送る。

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人気投資ブロガー・DAIBOUCHOUさん 前編
200万円を10億円に増やした投資術とは?