5:ノーリツ鋼機(7744・東証1部)
事業内容は?
もともと自動写真プリント機の専業メーカーだったが、DJ機器やペン先、医療データの分析調査などに事業を多角化。
「医療ビッグデータの解析などを行う上場子会社JMDC(東証マザーズ・4483)の保有株の価値に比べて、株価が割安に評価されています。2020年3月にパイオニアのDJ機器メーカー・アルファシータ社を買収したことで、利払い前・税引き前・減価償却前の利益(「EBITDA」という)が増え、投資資金の拡大ペースが速くなっている点も有望でしょう。今後はさらなるM&AによるEBITDAの向上と、企業規模の拡大が見込めそう。写真ミニラボ機メーカーからの大胆な事業リストラ成功事例として今後も期待したいです」(DAIBOUCHOUさん)
6:ライフネット生命保険 (7157・東証マザーズ)
事業内容は?
インターネット専業の保険会社。
「コロナ禍で死亡リスクへの関心が高まり、店舗や対面での保険販売が敬遠されていることもあって、いまやインターネットを使って保険を選ぶのがごく当たり前になっています。その結果、同社の新規契約者も増加傾向。知名度は高いものの、生命保険などはまだまだ大手生保のシェアが大きいのも事実です。しかし、今後、デジタルネイティブな世代が増えれば、ネット生保に抵抗がない顧客も増え、保険のシェアの拡大に期待できるでしょう」(DAIBOUCHOUさん)
7:名南M&A (7076・名証セントレックス)
事業内容は?
東海、近畿を地盤に友好的なM&A支援を通じて地域社会の活性化を目指すコンサルタント企業。
「今後もM&A案件の増加やM&Aを行う専門チームの人員増に伴って業績の拡大に期待が持てそうです。まだ売上高・利益も時価総額も小規模なので、成長余地が豊富にある点も大きな魅力といえますね。名古屋地盤の強みを活かした自動車部品関連などの中小企業の再編に活躍してほしいものです。コロナの影響もあり、今後はさまざまな業界で業界再編が進む可能性が高い点も同社にとっては追い風といえるでしょう」(DAIBOUCHOUさん)