KDDIの投資魅力

 KDDIは、3月決算企業です。中間決算期末(9月末)と、本決算期末(来年3月末)に、配当金と株主優待品を得る権利が確定します。予想配当利回り(会社予想ベース)は、11月17日時点で、3.8%です。

 KDDI株を保有すると、配当金とは別に、年1回(3月末)、優待品を受け取る権利が確定します。同社が注力する総合通販サイト「au Wowma!」より、「全国47都道府県のグルメ品」から自由に選べるカタログギフトがもらえます。

 KDDIは、長期保有の株主ほど、優待内容が増加する制度にしています。100株を保有する場合、保有期間5年未満の株主には3,000円相当、5年以上保有すると5,000円相当のカタログギフトが贈呈されます。詳しい内容は、同社HPで確認してください。

 KDDI株は、携帯電話事業の競争激化懸念で株価の上値が重くなっていますが、業績は好調です。世界景気に影響されずに安定成長を続け、今期(2021年3月期)、19期連続の増配を予定しています。

 携帯電話収入は、減少し始めていますが、通信と融合したライフデザイン事業の利益拡大によって、成長を続けています。これからも安定高収益を維持していくと予想しています。

 私は、優待にこだわらず、シンプルに高配当利回り株を買っていく戦略も、良いと考えています。三菱UFJ FG(8306)・配当利回り5.2%(今期1株当たり配当金・会社予想25円を11月17日株価479.4円で割って算出)や、三菱商事(8058)・配当利回り5.3%(今期1株当たり配当金・会社予想134円を11月17日株価2,520.5円で割って算出)の投資価値も高いと考えています。