オリックスの投資魅力
オリックスは、3月決算企業です。中間決算期末(9月末)と、本決算期末(来年3月末)に、配当金を得る権利が確定します。予想配当利回りは、11月17日時点で4.8%です。
オリックス株を保有すると、配当金とは別に、年1回(3月末)、優待品を受け取る権利が確定します。ふるさと優待カタログBコースから、1点選んだものがもらえます。
オリックスは、長期保有の株主は、優待内容が増加する制度にしています。3年以上、保有する株主には、1ランク上のふるさと優待カタログAコースから、1点選ぶことができます。
カタログギフトとは別に、半期ごとに贈られる株主カードを使えば、オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できる特典もあります。
オリックスは金融株であり、金融株全般に、低金利が長期化する中で収益が圧迫される不安があり、株価は低迷が続いています。
ただし、オリックスはリース事業を中核に多面的な業務展開で安定的に高収益をあげていく力を持っていると私は評価しています。前々期(2019年3月期)の純利益は3,237億円で、5期連続で最高益を更新していました。
コロナ禍の影響を受け、今期(2021年3月期)の純利益(会社予想)は1,900億円まで落ち込む見通しです。ただし、最悪期は4~6月で、既に過ぎたと考えられます。
7月以降、回復が始まっています。コロナが収束すれば、いずれ最高益を更新する力があると判断しています。割安な株価と、配当に注目して、長期投資する価値があると考えています。