今週は、2万5,000円台の値固めの動きか

 今週は、目先ちょっとしたスピード調整があってもおかしくないと思っていますが、先週末、過去最高となる新型コロナウイルス感染者15万人超えを無視して、米国株式がワクチン期待で上昇しており、これを受けて日本株式もすぐにNYダウ平均株価に連動することになりそうです。ただし、為替が1ドル=104円台半ばの円高進行になっており、これが継続すれば上値は重くなるといえます。

 12日(木)までの8連騰は、13日(金)が先物とオプションの清算日であり、これに絡んでショートカバー(買い戻し)やストップロスも入り、買いが加速した結果、約2,500円を超える上昇となりました。もし、スピード調整があっても11月下旬になると年末商戦への期待も出てきますが、新型コロナ感染再拡大や、トランプ米大統領の言動には注意が必要です。

 当面のピークも、2018年10月2日の2万4,448円の高値から2年が経過し、サイクル的には12~1月ごろ、当面のピークとなってもおかしくありません。当面の上値のフシは、心理的フシである2万6,000円となります。