今週の指標:NYダウ平均株価

 今週は先週の動きを見る限り、不透明要因だった米大統領選もバイデン新政権への移行もメドが立ち、来年度の景気回復を織り込む動きが続きそうです。来年の上半期にもワクチンが承認されて供給体制が整えば、米国民にワクチンを配布する計画です。

 一方でパウエル議長をはじめ、ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁やBOE(英国中央銀行)総裁は、ワクチン開発の進展は歓迎するものの、経済の回復には時間がかかると慎重な見解です。楽観論で相場が上昇していますが、それは金余りの結果であり注意が必要です。