東証マザーズ指数は、米ナスダック指数をも凌駕する急騰だった

 コロナショックで、世界の株価が急落を始めた2月半ば以降の東証マザーズ・米ナスダック総合指数・日経平均・NYダウの動きを比較した、以下のグラフをご覧ください。

NYダウ週足:2019年10月1日~2020年10月16日

注:2020年2月21日の値を100として指数化、10月23日まで

 日経平均とNYダウは、暴落前2月21日の水準に戻りつつある中で、上値が重くなっています。一方、東証マザーズとナスダックは、暴落前の高値を大幅に更新しています。

 東証マザーズとナスダックを比較すると、驚くべきことに、マザーズの方がかなり大きな上昇となっています。ナスダックの時価総額上位に、世界のITインフラを支配して高い利益を上げている会社が多いことに比べると、東証マザーズの時価総額上位は、まだ赤字の会社も多数あります。さすがに上昇ピッチが速すぎるとのムードが広がってきたと言えます。