本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは105.91円
↓下値メドは104.47円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
↑上値メド:105.91↓下値メド:104.47
We Are Never Ever Getting Back Together
EU(欧州連合)は、今日(15日)からブリュッセルでサミット(首脳会議)を開催します。最重要議題は英国との通商交渉。英国がブレグジット(EU離脱)することに伴い、英国とEUは新たに通商条約を結ぶ必要がありますが、交渉は難航しています。
英国のジョンソン首相はEUとの合意期限を今夜(15日)までと区切り、交渉が物別れに終わった場合は合意なき離脱も辞さないと発言しています。そのため、今日という日が注目されているのです。
EUサミットでは、漁業権、紛争処理、公平な競争条件の保証などの分野での進展が、まだ不十分との見解を示す見通し。しかし同時に、交渉は今後も「継続」する可能性も残っています。英国サイドも「あと2週間あれば合意できる」として、交渉延長方向へ傾いている様子。
たしかに、合意なき離脱は「誰得」なわけで、ブレグジット交渉は、これまでそうだったように、これからも、おそらくは半永久的に続くことになるでしょう。とはいえ、万が一の場合もゼロではないので、マーケットは結果を待っている状況。交渉延長は安心材料なので、短期的にはポンド買い。しかし中期的にはどうか。交渉の長期化は英経済にマイナス効果しかありません。
英国はブレグジット以外にも深刻な経済問題を抱えています。欧州と英国では新型コロナが再流行。ジョンソン首相は新たなロックダウンの実施を検討しています。これに対して収入減に苦しむ英国の飲食店組合が、政府の営業停止命令には根拠が欠如しているとして法廷で争う構え。また英国政府は経済再開までのコロナ休業手当として労働者に賃金の8割を支給していますが、政府の負担は3カ月ごとに200億ポンド(約2兆6,000億円)という莫大な金額。
「英経済には下向きリスクしかない」と憂慮するBOE(イングランド銀行)は、マイナス金利の導入も検討していると噂されています。
取引材料が豊富で、リスクは大きいが収益機会もあるポンド。ポンド/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
14日のドル/円のNY市場終値は105.15円。
前営業日の終値比▲0.33円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
忙しい人ほどより多くの時間を見つける
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
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ドル:
米政府、中国最大の半導体企業SMICへの輸出に規制
シカゴ連銀総裁「緩和政策は長期間にわたって継続」
アトランタ連銀総裁「雇用統計は不正確。網羅できていない分野が多い」
米大統領選:
トランプ大統領「女性が大統領になるとアメリカはおかしくなる」
ユーロ:
ドイツ政府、感染危険地域と知って旅行した場合、コロナ休業手当は支払わない
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「ECBは為替レートを政策目標にしていない」
ポンド:
ブレグジットでロンドンは金融センターとしての地位失う可能性
円:
電動キックボードで特例措置 自転車レーン走行可能に
トルコリラ:
トルコ中銀利上げで政策金利10.25%「物価の安定が目的」
原油先物:
シェル、最大9,000人の人員削減へ 低炭素エネルギーへの転換視野
その他:
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