5384 フジミインコーポレーテッド 東証1部

PER(株価収益率)21.01倍、PBR(株価純資産倍率)1.78倍、配当利回り2.67%

 2020年5月13日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+13.1%の60.07億円、経常利益+9.6%の61.77億円の4期連続の増収・増益となっています。同社は最先端半導体デバイス向けCMP(化学機械研磨)用研磨剤やシリコンウエハ向け研磨剤の販売が大きく伸びています。また、製品構成の改善で採算が向上し、利益を押し上げています(高成長候補銘柄)。

 2018年8月3日の3,270円をザラ場高値にして、三角保ち合い(A)を形成しかかっていましたが、10月2日の3,080円を高値に下放れとなって、2019年1月4日の1,998円まで下落しました。

 ここから4月25日の2,581円まで上昇後、5月20日の1,962円まで急落し、二点底の型となって短期の上昇トレンド(C)へ移行。この中で2020年1月22日の3,245円まで上昇し、もみ合っているところでコロナ相場に巻き込まれ、2020年2月21日の3,140円の高値から急落となって、3月17日に2,053円の安値をつけました。

 ここを安値に短期の上昇トレンド(D)へ転換し、8月19日の3,880円まで急角度の上昇となりました。ここをピークに9月8日の3,425円まで押し目を入れ、9月23日に3,780円まで戻して、二番天井となって下落し、もみ合っています。このまま上昇しても、上げ幅はあまり期待できないと思われます。